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2006年8月24日 (木)

クライマーズハイ

読み終わった。

横山秀夫さんの作品はずっしりと心に響くものが多いが、これもまた私の心に重く残る作品になった。

正直、読み始めは淡々としていて、入り込むまでに時間がかかった。

1985年地方新聞社に舞い込んできた日航機墜落事故。
それを中心に繰り広げられる、組織の人間関係やしがらみなど、男が社会で生きていく為に必要な心の葛藤を、人の命や、親子関係に絡めながら描いていく。
そして、当時大事件で叶わなかった山登りをしている主人公の新聞社デスク悠木和雅。

その悠木が思い出す1985年と、現在山を登っている彼の気持ちを交差させながら、進んでいく。
今の気持ちも当時の気持ちも強くこちらに伝わってくる構成には感心する。

半分ぐらいからは一気に読んでしまった。
特に、スクープをあげられるかどうなるか!?っというシーンでは、記事の締め切り時間に私までドキドキしてしまった。

中に“小さい命と大きい命”という言葉が出てくる。
とても重い言葉だが、命に小さいも大きいもないと実感できる。

今年読んだ本の中では、“流星ワゴン” “天使の代理人” に次ぐおすすめ本だ。
2つほど大泣きするわけではないが、ズンっと心に落ちる作品につーっと涙が流れます。

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